学校健診にて心電図の異常を指摘されたら

2024年06月23日

皆さまこんにちは。6月下旬になり東海地区もようやく梅雨入りしたと気象庁より発表がありましたね。気温や湿度の変化も激しく、通院中の患者さんからは身体がだるくてというお話をよくうかがっております。体調管理をしっかりとして梅雨時期を乗り切りましょう。

さて、春の新入学者の健診シーズンを終え、当院では心電図異常を指摘された患者さんからのご相談が増えてきました。新入学の小学生1年生、中学生1年生、高校生1年生の方は心電図検査を実施されていると思います。当院では、中学生以上の学校心臓健診の二次検査に対応可能で、心臓エコー、ホルター心電図(24時間心電図)、運動負荷検査、心臓CT検査など、専門医が必要な検査を実施して心臓疾患の有無、運動制限の必要性の有無を正しく評価させて頂きます。学校に提出が必要な、以下に画像で示します学校生活管理指導表の記載もさせて頂きます。

学生さんのお話をしましたが、多くの会社でも春に健診が実施されており、成人の方の心電図異常精査のお問い合わせも増えております。

健診でよく指摘される心電図異常を以下に列記いたします。

ST-T異常

・洞性徐脈

・洞性頻脈

・不完全右脚ブロック

・完全右脚ブロック

・心室性期外収縮

・上室性期外収縮

・左軸偏位

・右軸偏位

1度房室ブロック

・異常Q

R波増高不良

T波異常

・左室肥大

・左室高電位

・心房細動

QT延長

Brugada症候群

などがございます。

心電図異常から心臓疾患がみつかることもありますので、心電図異常は放置することなく専門医への受診をお勧めいたします。当院は循環器診療を専門としており、心電図異常の精密検査を得意としておりますので、お気軽にご相談ください。

投稿者;院長  吉田 直樹