下肢静脈瘤治療開始のお知らせ
2025年01月06日
今回は下肢静脈瘤についてのお話です。
下肢静脈瘤の患者様は日本国内で1000万以上と推定されており、成人の約10人に1人の割合となります。命に関わる病気ではありませんが、下肢静脈瘤による見た目を気にされたり、足がむくむ、足が重だるく感じる、足がつるなどの自覚症状により、日常生活に支障を来たしたりなど、症状に悩んでいる方は多くいらっしゃいます。重症になると下肢の静脈還流不全から潰瘍となり、感染症につながることもあります。
当院では2025年から下肢静脈の血管内治療の実施施設認定を受け、治療を開始する運びとなりました。私は前職の心臓血管外科として勤務していたときから下肢静脈瘤に対する外科的治療、カテーテル治療いずれにも従事してきました。下肢静脈瘤焼灼術の指導医資格も有しており、下肢静脈瘤による症状でお悩みの方の治療に全力であたらせて頂きます。
治療適応となるほどではない下肢静脈瘤の方や、治療適応であっても積極的な治療を希望されない方もいらっしゃると思いますが、そのような方には保存的治療を提案し、経過を共に診ていきますのでご安心下さい。
まずは下肢の症状でお悩みの方は、気軽に当院の外来を受診して頂けたらと思います。
投稿者:西田浩介
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